条件付運転免許【車関連】 [バリアフリー情報]
最近、公共交通機関もバリアフリーが進められてきました。
例えば・・・電車。
階段や段差のある駅がほとんどです。
エスカレータをとめて乗せてもらったり、階段や段差を駅員に車椅子でかついでもらったり、「リアカーみたいな機械」で移動したり・・・。
それが、ようやく駅にエレベータがつき、車椅子用のトイレが設置されはじめました!
しかし、電車に乗るにはホームと電車の隙間や段差を解消するため、駅員さんにスロープを出してもらう必要があります。お願いしても、なかなか来てくれず、電車を見送ることはしばしばです。
バスなんてもっての他で、ノンステップバスが増えましたが、実際車椅子を乗せた経験のない人ばかりで、バスをとめて車椅子を固定したり時間がかかります。心無い人から、罵声をあびることもあり、私はどうしても進んでバスに乗りたいとは思いません。
そこで、やっぱり移動手段として「車」が便利です。
脊髄損傷を受傷すると、上肢および下肢の麻痺が後遺症で残ります。
しかし、自動車の免許を持っている人は、「条件付」に書き換え、ハンドル補佐装置やアクセル・ブレーキを手動装置に車を改造することで、運転することができるのです!
ここでは、免許の書き換えについて書きます。
管轄の公安委員会(自動車運転免許試験場)に行き、「臨時適性検査」を受けて合格する必要があります。
私の場合は、神奈川県なので、二俣川試験場に行きました。
ここでは、二俣川での適性検査のことを書きます。
★必要な物
運転免許証・障害者手帳(あれば)・印鑑
一般の入り口は階段があるので、車椅子用専用の入り口があります。
そこを入るとすぐに、「適性検査」をする場所があります。
係りの人がいるので、適性検査を受ける書類に必要事項を記入。
そこで、試験管の人からいくつか質問があります。(体の状態のこととか)
手続きが終了すると、さっそく適性検査が始まります。
下肢が片方でも動かせる人→通常のアクセル・ブレーキを使用して検査
両下肢動かせない人→手動式アクセルブレーキレバー(押すとアクセル・引くとブレーキ)
1.座席に乗り移り
車椅子から、検査のシュミレーターに一人で乗り移ります。
これも一応検査です。
時間がかかってもいいので、一人で乗り移りができれば合格です。
物を使用しても大丈夫です。
私は乗り移りでお尻がうかなかったので、トランスボードを持参し使用しました。
乗り移りに不安な人は、座席に補助イスをつけてもらえます。
補助イスは、車椅子と車の座席の隙間を渡してくれるフラップシートです。
試験管にお願いすると、つけてもらえます。

↑試験で使用するシュミレータ

↑フラップシート(座席補助イス)
2.アクセルの調節検査
長方形の枠があり、その端に矢印がある画面が表示されます。
アクセルはレバーを押します。すると押した分だけ棒グラフのようにメモリが増えていきます。
その押し加減でアクセルの強さを調整します。その検査です。
端にある矢印が動くので、それにあわせてレバーを押したり戻したりして、矢印と棒グラフの長さをあわせアクセルを調節します。
それを2~3回くらいやります。
3.ブレーキの反応時間検査
次はブレーキです。急ブレーキができるかの検査です。
画面に信号機(赤・青)が表示されます。
信号機が最初青なので、レバーを押してアクセルをかけます。
ランダムで、突然赤信号になるので、赤になったらブレーキをかけます(レバーを引く)。
その反応時間を検査します。(規定時間内にブレーキをかけれればok)
これも2~3回やります。
胸椎損傷の私の場合は、これで終わりでした。
上肢(手)に障害のある人は、ハンドルの検査もあるかもしれません。
聞いた話ですが・・・アクセルと同じように、ハンドルを矢印に合わせて右や左にきる検査があるそうです。ハンドルには補助ノブはついているので、それを使用します。
また、片方でも足が動く人は、アクセル・ブレーキを足で操作する検査をする場合もあります。
それで、アクセル・ブレーキの反応が合格値にいかなかった場合、手動式アクセルブレーキの検査に移ります。
なので、下肢が動く人は、その検査から初めたほうがいいです。
検査に合格すると、書類にサインをして、持っていた免許証の写真がそのまま使用されて免許が書き換えられます。作成して交付されるまで、約1時間くらい待ちます。
私は、バイクの免許を持っていました。
試験管の人に二輪車の免許を残すことができるがそうするかと聞かれました。「残してください」とお願いしたので、条件付で残してもらえました。これは、試験管の人によって違うみたいなので、自分からお願いするといいです。
ちなみに、二輪車の適正試験はありませんでした。
私の場合、免許資格を残すことが目的だったからかもしれませんが。
こうして、運転免許証が「条件付」に更新されました。
もともとの免許の有効期間内だったので、視力検査等はありませんでした。
入院等で免許の有効期間を過ぎてしまっても、入院証明などがあれば更新できるそうです。
!注意!
運転免許の書き換え、試験内容など、詳しくは管轄の公安委員会に問い合わせしてみてください。
ここでは、私の書き換えの時の様子を記述したもので、アドバイス程度の情報提供です。
後遺症の状態や取得免許の種類によって、異なる場合があります。
★運転免許についた条件(私の場合)
普通車はAT車でアクセル・ブレーキは手動式に限る
二輪車はAT車で前後輪ブレーキは手動式に限る
二輪車は側車付に限る
ちなみに、二俣川にある車椅子用トイレです。


↑長便座と隣に男性用便器がありました。(便座高=約48cm)
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神奈川県警察 運転免許証関係手続のご案内(目次)
http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83000.htm
運転免許試験受験希望者の適性相談(身体の障害等)
http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83016.htm
運転適性相談(身体の障害等) 日曜窓口ご案内
http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83044.htm
車椅子利用者(下肢障害等)が運転可能な原付サイドカー
http://blogs.dion.ne.jp/tanosii50cc/
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お返事は必ずします。








二俣川運転免許試験場の適性相談内容はとても参考になりました。今までにない案内として参考にさせていただきます。二輪免許が条件つきで残った感想はいかがですか、平成16年4月からそのような条件になったと記憶しています。神奈川県の運転免許試験場から始まった取り組みです。条件付二輪に皆さんで体験してみませんか
by tanosii50cc (2008-02-17 09:02)
> tanosii50ccさん
はじめまして!
ブログがお役に立てて、とても光栄です。
条件付で残り、事故前の自分を証明するものがひとつ残り、またバイクにまたがれるように頑張りたいと思いました。
条件付二輪車は、福祉イベントで一回ホンダゴールドウィングが改造されているのを見かけました。 tanosii50ccさんのHPで原付の条件付二輪車を始めてみました。よろしければリンクさせていただいてもかまいませんか?
by tamako (2008-02-17 13:09)
福祉イベントに展示されていたホンダゴールドウイングの改造車を所有する人と一緒に「二輪事故障害による二輪免許取消しを防止できる車両」として、スクーターに側車を取付けたサイドカーを運転免許試験場に持込んで
車椅子利用者が運転可能な車両の1台として了解してもらいました。
リンクさせていただければ、二輪免許を返納せずに障害回復のあかつきには二輪に乗れる機会をのこせる人があるように出来ると思います。tamako先生が生徒さんの前で条件付二輪を運転して驚かせる日が早く来ることを期待しています。そのときは車両を回送します。250ccではなく50ccまたは101ccになります。
by tanosii50cc (2008-02-17 22:43)
>tanosii50ccさん
きっと、今私たちが感嘆に二輪免許を更新できるのは、tanosii50ccさん方の努力の結果だと思います。
リンクお願いいたします。とりあえずこの記事にリンクさせてください。いずれ、リンクページの一覧を掲載しようと考えています。よろしくお願いいたします。
by tamako (2008-02-21 18:22)